頭蓋解剖物語

ボロボロ書きます。剥がれ落ちる私を。

一緒。

 ざあざあと降る雨たちは、生まれた時から地に落ちることが当然で。その瞬間瞬間の生き様を、瞬く間もなく直滑降。


 誰かが呼んだか水たまり。人が見惚れる逆転の世界。


 身を寄せ合った、落ちた雨たち。映すは裏の空の青、絵のような空の事。


 あの空には戻れない。

 けれどこのまま落ちて良いのか。

 止まってしまって木の葉の雫。落ちきれなかった不適合。生まれた空は青いまま、背中を指す声なすがまま。

 

 空も大地も四面楚歌、居場所を無くして右往左往。目を見張る事四十九日、同じ境遇の肩を知る。

 流転に嫌った木の葉の雫。いつか僕らも落ちれるように、身を寄せあって光を受ける。

 思い描く空は違えど、空を映したいのはきっと