頭蓋解剖物語

ボロボロ書きます。剥がれ落ちる私を。

2021-06-13から1日間の記事一覧

木古

雨を受けた春の輝きが脳裏に鮮明に残っている。あれだけ泣いていた空は晴れ渡り、額に流れるのが汗に変わった。 あれだけ咲いていた春の花々も、夏の暑さに萎れて、残ったのは細々と枯れるのを待つばかりで、その結末を辿る花は、黒く伸びる影を受け入れるよ…